キッチンを移動してリフォームするときの注意点は？

キッチンは、私たちの日常生活において要となる大切な空間です。あなたにとって使いやすいキッチンを選ぶことによって、家事の効率が上がり、総合的な生活の質の向上につながるといっても過言ではありません。もしあなたが現在使っているキッチンに不満を感じているのなら、キッチンのリフォームをおすすめします。
キッチンをリフォームする要因として、カウンターの高さやシンクの大きさといった機能面の問題や、老朽化による審美面の問題があげられます。その中でもキッチンの間取りに不便さを感じる場合もあるでしょう。その場合に、どのような注意点があるのでしょうか。

キッチンリフォームは最長１ヶ月かかる

キッチンのリフォーム期間はリフォームの内容によって大きく異なります。例えば単純なキッチンの交換のみなら最短2日、最長でも10日ほどで終わります。ところが、キッチンの移動を伴うリフォームの場合は最短でも10日、最長1ヶ月に及ぶこともあります。

これはキッチン交換にかかる工事に加えて、既存の設置場所と新設置場所それぞれの下地の補修や内装工事、壁の撤去・新設、電気排水工事などの工事が必要なためであり、さらには間取りが変更になるなど、LDK全体の大規模なリフォームに発展する場合があるためです。
当然ながらリフォームの間はキッチンを使用することができません。
キッチンの移動を伴うリフォームをする場合は、１ヶ月近くキッチンが使えないことを想定して食事の対策を考えておく必要があるでしょう。

マンションでキッチンを移動することは可能？

マンションでのキッチンの悩みと言えば、暗い、狭い、収納が足りないなどがあげられます。そんなときにおすすめなのがキッチンのリフォームです。リフォームするならキッチンの場所を変えたいと思う方も少なくありません。
しかしマンションでは排水と排気のルートによって構造上、キッチンが移動できない場合があります。さらにマンションにはそれぞれ異なった規約が存在します。そのため、まずキッチンの移動は可能なのか規約を確認し、規約上移動可能な場合はどこに移動可能なのかを専門の業者に確認してもらうことが大切です。

キッチンを丸ごと違う階に移動させたい場合は？

生活環境が変化して、キッチンの場所を１階から２階に移動させたい場合があります。しかしこれは定番のリフォームと比較すると少し大掛かりな作業になるため、値段が高額になりやすいリフォームです。このリフォームは一般的に、給排水管や排気ダクトなどを新設する必要があるので費用はどうしても高くなりやすい傾向となります。

しかし１階の水回り設備のちょうど上になる位置に、新しいキッチンを配置すれば、配管の移動が他よりも少なくなる分、工事費を少し抑えることは可能です。
細かいプランによって価格が異なりますので、希望を伝えた上で見積もりを取りましょう。

キッチンリフォーム時には、ご近所への配慮を忘れずに！

キッチンのリフォームなら家に住みながら工事できる場合もありとても手軽です。しかし注意したいのがご近所への配慮です。キッチンとはいえリフォームは工事なので騒音や人と車の出入りが頻繁になります。そのため、キッチンを移動してリフォームを行う際は工期が長くなる場合もあるので予め近所に工事をする旨の挨拶をしておくとご近所トラブルになることがないのでおすすめです。ご近所にも配慮して気持ちよくリフォームを行いましょう。

移動をともなうキッチンリフォームの注意点を確認しよう！

今回は移動をともなうキッチンリフォームについて解説しました。キッチンリフォームの工期は場合によって大きく異なります。最長で１ヶ月ほどになるケースもあるので確認が必要です。
次にマンションと戸建ての２つのケースについて解説しました。マンションは排水と排気の構造上、キッチンが移動できない場合があり、戸建てのキッチンを違う階に移動したい場合はリフォーム費用がかなり高額になることを注意してください。
キッチンリフォームを始める際には、近所の住民への配慮を忘れないようにしましょう。ご近所トラブルを防ぐためにも、早めにリフォームの旨を伝えておくことが大切です。