浴槽交換するだけのリフォームも可能なのか。お風呂リフォームの全てを教えます

お風呂の浴槽だけを交換するというリフォーム、可能なのでしょうか。老朽化により、このようなリフォームをお考えの方もいらっしゃるでしょう。

据え置きタイプの浴槽であれば交換は可能

お風呂が古くなってきたのでリフォームしたいが費用を抑えたいという方は多いのではないでしょうか。
では、浴室リフォームをするときに、費用を抑えるために「浴槽だけ」の交換はできるのでしょうか。

実際のところ、今のお風呂が在来工法の場合、浴槽の状態によって、できるかできないか違ってきます。
在来工法は
・埋め込みタイプ・・・浴槽が床に３分の１ほど埋まっている
・据え置きタイプ・・・床の上に置いてある
という２種類があります。「埋め込みタイプ」は、「浴槽だけ」の交換はかなり難しいものとなります。

しかし、「据え置きタイプ」であれば、床に置いてあるだけなので、「浴槽だけ」の交換が可能です。
工事も簡単でさほど費用がかからないので、浴槽本体の価格がリフォーム代金の大半を占めることになります。

埋め込みタイプは「浴槽のみ」の交換は難しい

「埋め込みタイプ」の場合、なぜ、浴槽だけの交換が難しいのでしょう。

文字通り床に浴槽を埋め込んでいるタイプのため、古い浴槽を撤去する際に周りのタイルも割れてしまい、周囲の床・壁の修復工事が同時に必要になってしまいます。そのため、「浴槽のみ」の交換というのは難しく、結局は、床や壁の取り壊しが必要になってきます。
このタイプは工事も工数がかかると認識しておきましょう。

浴槽だけ交換する場合の相場

浴槽だけ交換したいという事は、経費をできるだけ抑えたいという事でしょう。
とはいえ、その工事には結構な工程があります。
また、タイルに埋め込まれた「埋込みタイプ」の浴槽か、タイルの上に単純に置くだけの「据置きタイプ」の浴槽かによって、施工の工程が大きく変わるため、費用も大きく変わるということもポイントです。

タイルに埋め込むタイプのものは約25～50万円、タイルに据え置くタイプは約13～15万円が相場です。

埋込みタイプの場合、選べる浴槽の種類は多いのですが、浴槽周辺のタイルの解体や補修が必要になるため、25～50万円と費用は高額になります。

リフォーム前に複数の業者から見積もりをもらうこと

納得できる風呂リフォームになるかどうかは、正直なところ業者の技量による部分が大きいものです。
そのため、まず複数の業者から見積もりを取ることが重要です。
選定するポイントとしては、
・風呂リフォームや浴槽交換の実績や経験が豊富な業者かどうか
・依頼者が希望を伝えやすく、相談が気軽にできるか
・対応がスピーディーであるか
・料金が分かりやすいか
などが挙げられます。

信頼できる業者は、価格も明確です。
料金が分かりやすく、不明な点にも１つずつ答えてくれるなど、親身になって対応してくれる業者を選ぶことが大切です。

リフォーム業者はたくさんあるからこそ、しっかりと見極めよう

リフォーム工事をするうえで大切なことは、業者選びです。
相見積もりをとって、業者同士の比較を行いましょう。
値段はもちろんのことですが、対応の速さや説明の丁寧さ、相談のしやすさなども重要項目になります。
満足のいくリフォームは出来上がった完成形だけではありません。
そこに至るまでの業者とのやり取りも満足度に大きく影響を及ぼすでしょう。